Blues~語法Bluesと言えば、現代のElectric Bluesをはじめ様々なスタイルのものが存在する。Jazzでさえも、Blues様式からの引用があってこそ初めて、現在の形があることを忘れてはならないだろう。 音楽も言語も共通の様式を持っている。それは、人のしゃべり方に似ているかもしれない。しゃべり方のニュアンスやアクセント、時折見せる小粋なウィットなどである。 一方、音楽もジャンルと演奏者によって語法が大きくことなる。Musician同士の「俺は、こうやるぜ」「私はこうよ」と、いった感じが会話とまったく同じことに気づく。 始まりは一つだったが、今では枝分かれして無数のジャンルに成長した。それを一聴した限りでは、起源が同じとは思えないものもある。 さて、Bluesの根源的な魅力とは、原始的な逞しさと素朴さなのかもしれない。私は、Country BluesスタイルのGuitarの弾き語りが大好きである。だが、一見素朴だがやってみると独特の語法があって、なかなか一筋ならではいかないものだ。 言語が異なれば、そのニュアンスが違うように、音楽も同様に語法が異なる。 最終的には、聞いてそれを気に入るかどうかだが、われわれ演奏者の耳とリスナーの耳では同じものを聞いても反応がちょっと違うようだ。 それは、われわれには、音楽の細部まで聞こえてしまうが、一般リスナーはそうでないからかもしれない。 いずれにしても、この大いなる遺産を演奏するなり聞くなりして楽しみたいものだ。 ジャンル別一覧
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